2025/10/02
紅葉は遅くなる見込みです。
朝晩が本当に秋になりました。
日中も気温こそまだまだ高いですが、ジリジリした日差しは無くなりずいぶんと秋めいてきました。
今年は猛暑の影響で紅葉は例年より遅いそうですが今から楽しみですね。
紅葉の時期になれば観光の方々で京都はごった返すのでしょうね。
さて、楽しみでもあり恐ろしくもある紅葉の時期を間近に迎える京都にある私の工場ですが、ポリエステルの商品ばかり染めています。
明けても暮れてもポリエステルの生地ばかりです。
ありがたい事なのですが無いものねだりで他の生地も染めたくなってしまいます。
着物といえばやはり絹なので染めたくなってしまいます。
今まで「あの生地染めたいなぁ」なんて思う事はあまり無かったのですが、近ごろは本当にそう思うほどポリエステルの生地以外あまり染めていません。
少し前までは色々な生地の依頼があったのですが、近ごろは本当に絹や綿や麻の依頼は少なくなっています。
少なくなった原因で考えられる事は色々とありますが、やはり時代の流れと共に呉服も洋服のように化学繊維のほうに変わっていっているのではないでしょうか。
一昔前は化学繊維の着物なんてと言われたものですが時代の流れと共にその時代の生活様式にあった物が必要とされていくのでしょう。
その流れがポリエステルの商品の依頼の多さになっているのではないでしょうか。
これからまだまだ時代の流れの変化は続くでしょうが、流れに逆らわず流れに飲まれてしまわないようしっかりと地に足つけながら頑張って行きたいと思います。
2025/09/25
涼しくなりましたね。
急に涼しくなってなんだか急激に秋になりそうな予感がする京都です。
朝晩は肌寒いぐらいになって、秋の虫がそこら中で鳴き始めています。
そろそろ夏物の服から秋の装いへと変わっていきそうですね。
まだまだ気候の変化に身体がついていっていない気がします。
こういう時期は体調を崩してしまいがちなのでしっかりと身体をケアしながら毎日を過ごしていきたいところです。
さてそんな汗をかかずに作業ができるようになってきた工場ですが、相変わらず着物を染めていますが近ごろ増えてきていろのが染め替えの商品です。
染め替えとは、もともと染まって出来上がっていた商品を別の色に染めて違う商品に作り替える事を言います。
例えば小売店や卸問屋などに在庫として残っていた商品であったり、消費者の方が持っていた着物や帯を別の色に染め替えたりします。
ですのでほとんどの商品は友禅染めの商品が多く、友禅の柄を残してそれ以外の部分を染めていく巻きボカシという作業になります。
簡単そうに聞こえますがなかなか奥が深く難しい作業ですので職人として腕の見せどころでもあります。
一昔前はそんな染め替えの作業なんてどこの染工場でもやっていたものですが、今はその作業をできる染工場が少なくなってきたのか染め替えの依頼が増えてきています。
染め替え作業はもともと染まっているものを染め替えていくので、もともと染まっている感じよりは綺麗でオシャレにしていかなければならないのでプレッシャーではありますが楽しい作業でもあります。
どういう風にすればこの着物がより良い着物に生まれ変わるのか?そればかり考えて作業をしています。
そんなこんなでもうすぐ10月になろうかと言うところですが、相変わらずそんな作業ばかりをしています。笑
2025/09/17
もうすぐ10月ですが。
全然秋にならないですね。
京都は連日の夏日でまだまだ暑さは続きそうです。
それにしても本当に暑いですね。
もう10月の足音が聞こえようとしているのにこの暑さ。
10月はいったいどうなるのでしょうか?
そんなめちゃくちゃ暑い京都で着物や帯を染めていますが、ふと思う時があるのです。
こんなに暑いのに着物を買う人がどれくらいいるのだろうか?
夏物の着物はありますがそんなにめちゃくちゃ涼しいとは思えないし、とはいえ接触冷感みたいな生地が呉服の着物であるなんて話も聞かないし。
ならばこのとんでもなく暑い時期はひたすら暑さを我慢して着物ユーザー様達は着物を着ていることになりますね。
帯を締めれば汗はかかないし、とは言いますがこれだけ暑いとさすがにそれにも限界があると思うんです。
何かいい生地があればいいのですが、なかなか難しいのでしょうか。
多種多様な着物が世の中にはありますが、この暑い時期に暑さを和らげる着物ができればいいなといつも思っています。
洋服ではずいぶん前から接触冷感なんてものはあるのに呉服ではいまだに無いのはなぜなのか?
あるのに私が知らないだけなのか。
なんにせよ一年のほとんどが夏みたいな事にこれからなっていくのは目に見えているので、なんとか暑さをクリアできる着物ができれば一年中着物を快適に着て過ごす事ができるのになぁとここ最近は強く思います。
着物だから少々暑くても仕方がない、とかではなく洋服のように快適かつオシャレな着物を作れれば最高に楽しいのになぁと思います。
それにしてもいつまで暑いのは続くのやら。
早く涼しくて快適な気候になる事を願いながら作業をしていこうと思います。
2025/09/10
残暑ですね。
残暑厳しいですね。
9月になっても全然涼しくならないです。
昼間はまだまだ夏です。
相変わらずTシャツに短パンで作業してます。
この暑さは一体いつまで続
くのか…。
そんなまだまだ夏の京都ですが、9月は色々な呉服業界の会社が展示会を開き売り出しを行っています。
今年は不景気も相まって去年よりも少ないようですが、それでも他の時期に比べても多く売り出しが行われています。
その中でも私はこの時期毎年石川県の加賀友禅の展示会に行っています。
取引先ではないのですが縁あって加賀友禅の問屋さんに展示会のお誘いをいただいて毎年見学に行かせていただいています。
加賀友禅の商品は以外と生で見る機会が無いので貴重なチャンスなので展示会が京都である時は必ず見に行っています。
加賀友禅は京友禅や東京友禅とはまた違う感じで素晴らしく、見学に行った時は相当な数の商品を全て好きなだけ見たり触ったりできるのですごく楽しいし勉強になります。
着物から帯まで全てもちろん加賀友禅ですのですごく見ごたえがあります。
近ごろの加賀友禅は友禅の技法や色合いはそのままにデザインや雰囲気がものすごくオシャレでよりファッション性の高い商品になっていると思います。
作家さん達が色々な事を考えながら試行錯誤し商品を作っているのが商品を見て伝わってきました。
一人一人しっかりとコンセプトを持って仕上げきているのがわかる商品ばかりでした。
加賀友禅の伝統はしっかりと受け継いで各々が自分の感性でそれを表現して商品を作っている。
そんな商品ばかりでした。
本当に毎回良い刺激をもらえる展示会です。
同じ職人としてもっともっと良い商品を作りたいと思わせてもらえる展示会です。
さて私も加賀友禅の作家さ
ん達に負けないように素敵な商品を作って頑張っていこうと思います!
2025/09/03
若者って素晴らしいですね。
9月になりましたね。
ほんとに?9月?と疑いたくなりますがカレンダーを見て「あっ、9月なんだ」と確認している今日この頃です。
相変わらずの猛烈な暑さのせいで、これから秋になって行くのが想像できないでいます。
朝晩は少し…ほんの少しだけですが涼しくなった気がしますが、まだまだ熱帯夜が続いている京都です。
連日の35℃超えの暑さの工場ですがフラフラになりながら毎日作業をしています。
そんな工場にも先日ファッション系の専門学校の学生さんが課外授業の一環として見学に来られました。
学生さんからのインタビュー形式で色々とお話させていただきました。
専門的な事は避けた方がいいかな?と思っていたのですが、思いのほか学生さん達がこちらの事をリサーチしたり着物業界の事に興味があったりで、かなり専門的な話ができて本当に楽しかったです。
学生さん達の中にこれから成人式があって振袖の予約をしたと言う学生さんもいて、今回私との色々な話をしてもう一度振袖を選び直してみようかななんて言っていました。笑
色々な工場へ見学に行く予定だったので1時間半ほどの滞在時間でしたが、本当に楽しくて時間はあっという間に過ぎていました。
今回見学に来た学生さん達が私たちのような職人の世界に入ってくるかはわかりませんが、この令和を生きて行く若者達がどんな仕事を選んで社会に飛び込んでくるか楽しみでしかたありません。
我々社会の先輩は、希望を持って飛び込んでくる若者達に各々の業界で強くしっかりと若者達を受け入れられるように生きていかないといけないなと心から思いました。
そんな若者達に良い刺激を受けながらこれからまた暑い工場で作業していこうと思います。