2025/09/17
もうすぐ10月ですが。
全然秋にならないですね。
京都は連日の夏日でまだまだ暑さは続きそうです。
それにしても本当に暑いですね。
もう10月の足音が聞こえようとしているのにこの暑さ。
10月はいったいどうなるのでしょうか?
そんなめちゃくちゃ暑い京都で着物や帯を染めていますが、ふと思う時があるのです。
こんなに暑いのに着物を買う人がどれくらいいるのだろうか?
夏物の着物はありますがそんなにめちゃくちゃ涼しいとは思えないし、とはいえ接触冷感みたいな生地が呉服の着物であるなんて話も聞かないし。
ならばこのとんでもなく暑い時期はひたすら暑さを我慢して着物ユーザー様達は着物を着ていることになりますね。
帯を締めれば汗はかかないし、とは言いますがこれだけ暑いとさすがにそれにも限界があると思うんです。
何かいい生地があればいいのですが、なかなか難しいのでしょうか。
多種多様な着物が世の中にはありますが、この暑い時期に暑さを和らげる着物ができればいいなといつも思っています。
洋服ではずいぶん前から接触冷感なんてものはあるのに呉服ではいまだに無いのはなぜなのか?
あるのに私が知らないだけなのか。
なんにせよ一年のほとんどが夏みたいな事にこれからなっていくのは目に見えているので、なんとか暑さをクリアできる着物ができれば一年中着物を快適に着て過ごす事ができるのになぁとここ最近は強く思います。
着物だから少々暑くても仕方がない、とかではなく洋服のように快適かつオシャレな着物を作れれば最高に楽しいのになぁと思います。
それにしてもいつまで暑いのは続くのやら。
早く涼しくて快適な気候になる事を願いながら作業をしていこうと思います。
2025/09/10
残暑ですね。
残暑厳しいですね。
9月になっても全然涼しくならないです。
昼間はまだまだ夏です。
相変わらずTシャツに短パンで作業してます。
この暑さは一体いつまで続
くのか…。
そんなまだまだ夏の京都ですが、9月は色々な呉服業界の会社が展示会を開き売り出しを行っています。
今年は不景気も相まって去年よりも少ないようですが、それでも他の時期に比べても多く売り出しが行われています。
その中でも私はこの時期毎年石川県の加賀友禅の展示会に行っています。
取引先ではないのですが縁あって加賀友禅の問屋さんに展示会のお誘いをいただいて毎年見学に行かせていただいています。
加賀友禅の商品は以外と生で見る機会が無いので貴重なチャンスなので展示会が京都である時は必ず見に行っています。
加賀友禅は京友禅や東京友禅とはまた違う感じで素晴らしく、見学に行った時は相当な数の商品を全て好きなだけ見たり触ったりできるのですごく楽しいし勉強になります。
着物から帯まで全てもちろん加賀友禅ですのですごく見ごたえがあります。
近ごろの加賀友禅は友禅の技法や色合いはそのままにデザインや雰囲気がものすごくオシャレでよりファッション性の高い商品になっていると思います。
作家さん達が色々な事を考えながら試行錯誤し商品を作っているのが商品を見て伝わってきました。
一人一人しっかりとコンセプトを持って仕上げきているのがわかる商品ばかりでした。
加賀友禅の伝統はしっかりと受け継いで各々が自分の感性でそれを表現して商品を作っている。
そんな商品ばかりでした。
本当に毎回良い刺激をもらえる展示会です。
同じ職人としてもっともっと良い商品を作りたいと思わせてもらえる展示会です。
さて私も加賀友禅の作家さ
ん達に負けないように素敵な商品を作って頑張っていこうと思います!
2025/09/03
若者って素晴らしいですね。
9月になりましたね。
ほんとに?9月?と疑いたくなりますがカレンダーを見て「あっ、9月なんだ」と確認している今日この頃です。
相変わらずの猛烈な暑さのせいで、これから秋になって行くのが想像できないでいます。
朝晩は少し…ほんの少しだけですが涼しくなった気がしますが、まだまだ熱帯夜が続いている京都です。
連日の35℃超えの暑さの工場ですがフラフラになりながら毎日作業をしています。
そんな工場にも先日ファッション系の専門学校の学生さんが課外授業の一環として見学に来られました。
学生さんからのインタビュー形式で色々とお話させていただきました。
専門的な事は避けた方がいいかな?と思っていたのですが、思いのほか学生さん達がこちらの事をリサーチしたり着物業界の事に興味があったりで、かなり専門的な話ができて本当に楽しかったです。
学生さん達の中にこれから成人式があって振袖の予約をしたと言う学生さんもいて、今回私との色々な話をしてもう一度振袖を選び直してみようかななんて言っていました。笑
色々な工場へ見学に行く予定だったので1時間半ほどの滞在時間でしたが、本当に楽しくて時間はあっという間に過ぎていました。
今回見学に来た学生さん達が私たちのような職人の世界に入ってくるかはわかりませんが、この令和を生きて行く若者達がどんな仕事を選んで社会に飛び込んでくるか楽しみでしかたありません。
我々社会の先輩は、希望を持って飛び込んでくる若者達に各々の業界で強くしっかりと若者達を受け入れられるように生きていかないといけないなと心から思いました。
そんな若者達に良い刺激を受けながらこれからまた暑い工場で作業していこうと思います。
2025/08/27
各々が出来る事を頑張るです。
このところ夕方に激しい雨がよく降るようになりました。
昼間の暑さは相変わらず凄まじいですが、なんとなく朝晩が涼しくなってきているような気がします。
どうやら10月までこの暑さが続くようで、今年の夏はなかなかしんどいですね。。
そんな京都です。
今日は午後から会社見学に行ってきました。
京都の呉服業界では誰もが知る会社です。
取り扱っている商品も着物から帯や小物、バッグや草履などなんでもそろっていて見応えがありました。
縁あって会社見学させてもらえる事になったのですが、商品は本当に多岐にわたっていてこんな物まであるんだとずっと感心しっぱなしでした。
女性用の着物だけではなくもちろん男性用の着物もあり、オシャレな物も多く欲しいなぁと思いながら見ていました。笑
その会社の部長様と時間をいただいてゆっくりとお話しさせてもらったのですが、やはり厳しい状況である事に変わりは無くこれから会社としてどう進んで行くのかを真剣に考えて行かなければならないとお話ししてくださいました。
我々工場も問屋もメーカーも小売店も皆同じように苦しんでいる状況なのが今日の会社訪問で改めてわかった気がします。
これからは本当の意味で業界全体が一丸となりこの厳しい状況を乗り越えていかなければならないと思います。
まだまだ厳しい状況は続くでしょうしまだまだ底ではないのではないかと思うと恐ろしくなりますが、考えていても仕方がないので自分のやれる事を日々やっていこうと思います!
明日もまだまだ暑い日が続きますが皆さんお身体に気をつけてお過ごしくださいね!
2025/08/20
お盆休み終わりましたね。
毎日毎日暑い日が続いていますが、近頃は夕方ごろにバケツをひっくり返したような大雨が降るようになってきました。
昔みたいな夕立なんてかわいい物ではなく、嵐のような大雨です。
こういう大雨が続いてそのあと秋が来るので、これからまだまだそういう夕立みたいな大雨が続くのでしょう。
そんな夏も中盤にさしかかりお盆休みも終わって世の中も通常モードに戻ってきて、ここから年末に向けて忙しくなってきます。
呉服業界もここから売り出しが始まりますのでバタバタと忙しくなります。
着物で言えば夏物から通年の物に切り替わってくるので、夏場のブルー系やグリーン系の爽やかな色の物からさまざまな色や柄の物へと替わっていきます。
しかし近頃は9月・10月もまだまだ暑い日が続きますので夏物の時期はまだ終わらなくなってきているようです。
さてまだまだ茹だる様な暑さが続いている京都にある工場ですが、季節感も全然無く相変わらず色々な物を染めています。
生地も絹・ポリエステル・綿・麻と色々な生地を染めています。
相変わらずオリジナルの帯は作っています。
以前はこの時期にはコレといった季節感のある商品作りをしていたのですが、どんどんとそういった季節感はなくなってきました。
日本の気候と同様に夏か冬の二つの季節の商品しか無くなってくるような気がします。
自分の染めている商品の色や柄で季節感を感じることができていたのですが、それもだんだんと無くなってきています。
なんだか寂しい気もしますがそれも受け入れて進んでいかないといけないんですね。
これからどんどんと色々な事が進んで行くと思うので受け入れられる部分は受け入れて、でも譲れない部分は持ちながら前進していこうと思います。