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2024/01/31

春の楽しみ。

毎日毎日日替わりで気候が変わるので、なかなか体調管理が難しくて身体の調子があまり良くありませんが、なんとか日々仕事を頑張っています。

昨日から初春のような暖かさで、花粉も飛び始めているようでなんだか体が大変です。

春に向けてこれから色々な場所で着物や帯の展示会が行われていきます。

たくさんの作家さん達や各組合などが今年の新作をお披露目する事だと思います。

私も時間のある限りは色々な展示会に足を運び、色々な新作を見学して勉強しています。

まだまだ勉強する事は多く、一挙にたくさんの作家さんや色々な会社の新作を見る事ができる機会もそんなにある事ではないので展示会があればできるだけ行くようにしています。

展示されている着物の中にはすごくおしゃれな物もあり職人としてでは無く、「これすごくいいなー」なんて消費者目線で見てしまいます。

でもやはり職人なので、これどうやって染めてあるのかな?とか自分ならどうやって染めるかな?とか考えてしまい、1枚の着物を見すぎて全然次の着物に進めないなんて事になってしまいがちです笑

あまりそう言う目線で見るのは良くないとは思うのですが、どうしても気になってしまいます。

展示会で周りを見渡して1枚の着物の前でジーッと着物を見てブツブツ言っている人をもし見つけたら、もしかしたらその人は職人かもしれません笑

色々な目線で展示してある着物や帯を見ると、その商品を作った職人さんの技術が見えてきて、自分もまだまだ勉強しなくてはいけないなと思わされます。

私は職人なので色々な目線で展示会を楽しむ事ができるので、この時期からはすごく楽しみになります。

2月になれば京都の各所で展示会が行われていくので、春の楽しみでもあります。

明日から2月なので体調管理をしっかりとして商品作りを頑張っていこうと思います。

春の楽しみ。
春の楽しみ。

2024/01/24

職人さん達からのプレッシャー。

ついこの間までお正月気分でしたが、気付かぬうちに1月も後半に差し掛かっています。

昨晩から京都は気温もグッと下がり、今朝は霜が降り強烈な寒さになりました。
体調管理は難しいですがなんとか元気に毎日仕事を頑張っています。

ありがたい事に当店は年明けからバタバタと忙しくしていますが、近ごろは色々な職人さん達から引き染めの依頼を受ける事が多くなってきました。

その中でも多いのが着物の柄を加工した商品の巻きボカシをしてほしいと依頼されます。

巻き(まき)ボカシとは、その名の如く柄のまわりをボカシで巻いていく作業の事を言います。

引き染め屋の仕事の一つですが、古い着物や帯の染め直しなどのときにすることが多く、1色で最初から最後まで柄を無視して染めてしまうよりもボカシによって柄が強調されてよりおしゃれな物に仕上がります。

1色で最初から最後まで柄を無視して染めてしまう作業とは違い、柄を避けるようにボカシを入れていくのでなかなか技術のいる作業になります。

着物は柄と柄が仕立てるときに合う部分がありますので、その合う部分をしっかりと計算してボカシをしていかなければなりませんので染めるまえにその部分をちゃんと確認して染めていきます。

引き染め屋の仕事ととしては基本的な仕事ですが、普通にボカシ染めをするよりも複雑ですので職人の腕が問われます。

柄を加工する職人さん達が懸命に考えて作った商品なので、手を抜く事はできませんし失敗も許されません。

プレッシャーは大きいですが、後の加工を任された側として全力で応えたいと思いながら仕事をしています。

呉服業界もインクジェットによる加工の商品が多くを占めてきている昨今ですが、こうやって一つ一つ職人が手仕事で作っている商品もまだまだ多くあります。

こういった商品が着物を好きでいてくれるお客様のもとに届いていただけるように、これからも頑張っていきたいと思いながら毎日仕事をしていきたいと思っています。

職人さん達からのプレッシャー。
職人さん達からのプレッシャー。

2024/01/17

寒いですが、物作りは熱く。

京都では十日戎も終わりお正月の雰囲気も落ち着き、ようやく日常が戻ってきた気がします。

街中は着物を着た方々も少し少なくなったように感じます。

冬もようやく本格的に到来してきているのか、雪のパラつく日も増えてきました。

今シーズンの冬は暖冬と言われているだけあって工場もそれほど寒くはありませんでしたが、いよいよいつもの冬らしく底冷えするようになってきました。

冬の工場は染めの仕事に支障が出るので暖房器具が使えませんので、外気温と同じ気温です。

そのかわり湿気が少なく、とても乾燥しているので染め終わった商品が割と早く乾くので仕事のしやすい環境ではあります。

工場には染め終わった着物や帯などがたくさん干してありますので早く乾いてくれるとスペースができるので、次から次へと染めていけますので本当に仕事がしやすいです。

今は今年の春夏物を作る時期なので、染める色も春夏の暑い時期の事を考えないといけないのですが、真冬なのでなかなかその時期の事をイメージするのが難しくていつも悩みながら商品を作っています。

春夏物の商品の色は、やはり寒色系の色になってきますので染めた商品もブルー系やグレーの青系・青紫系などになりますので工場に干してある商品の見た目にも寒くなってきてしまいます。

なので本当に工場は気温だけでなく中の見た目も寒いんです。。

今年の春夏物はクールでおしゃれな商品を考えて作っていますので、気温に負けない熱い気持ちで頑張っていこうと思います。

今日は寒い寒いと連呼してしまいましたが、皆様風邪などひかれぬようにお身体に気をつけて日々お過ごしくださいね。

寒いですが、物作りは熱く。
寒いですが、物作りは熱く。

2024/01/10

2024年、いよいよ始まります。

1月も10日になり、いよいよ2024年も本格的に動き出そうとしていますね。

気温もグッと下がる日が増え暖冬ではありますが、ようやく本格的に冬らしくなってきました。

そんな中、つい先日京都でも成人式があり振袖を着た女性の方達が京都の街を歩いていました。

毎年の事ではありますが、一年で1番街中で振袖を見かける日ですが近年ではコロナ禍だったという事もあり、どこか縮小されていた感がありましたが今年はそういった雰囲気もなく街中は振袖を着た女性たちで賑わっていました。

多くの振袖を着た女性の方々を見ると、着物を作る側の人間からすると安心するところもあります。

まだまだこういった場では着物を着る文化が残っていて、これからもこの文化が続いていってくれればなと心から思っています。

レンタルの振袖のほとんどが手染めからインクジェットへと代わっていってしまいましたが、それでも着物を着る文化が途絶えず続いていく事に変わりはありませんので、これから先もずっと続いていってくれればと切に願います。

私は自分の技術を活かしてより良い商品を作り続け、何よりおしゃれだねと言ってもらえる商品を作り続けたいと思います。

年齢問わず着る場を問わず普段着に着てもらえるような商品を作って行くのが1番の目標です。

そのために安い商品から値段の高い商品まで色々な商品を作り、色々な方々に手に取ってもらえるように商品作りを続けていきたいと思っています。

2024年は始まったばかりですが、今年も色々な商品を作って着物の文化を途切れさす事無く物作りをしていきたいと思っています。

2024年、いよいよ始まります。
2024年、いよいよ始まります。

2024/01/04

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます!

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

まだまだお正月休みの方が多いと思いますがご挨拶させていただきます。

京都は雪も降らず比較的暖かい年末年始を迎えています。

年末年始は京都は雨予報でしたがそれほど雨も降らずに過ごしやすい年末年始となりました。

お正月と言えば着物!と言うぐらい初詣には着物を着て行く方々が多いですよね。

年末年始は気温もそれほど下がらず着物を着て初詣に行くにはほどよい気温だったので今年も多かったのではないかと思います。

まだ当店は仕事始めではないので自宅でゆっくりと正月休みをすごしています。

仕事始めは5日なのでもう少しありますが頭の中は少しずつ仕事モードに切り替えていますので、今年もオシャレな着物・帯をどんどん作っていこうと考えています。

色々と考えている事ややらなければならない事、たくさんあるので一つずつしっかりとやっていきながら今年1年を過ごしていければと思っています。

本年のスタートと同時にたくさんのお仕事が待っているので、このお正月休みにしっかりとパワーを蓄えて全力で頑張っていきたいと思います。
今日・明日からお仕事始めの方が多いと思います。

少しずつ仕事モードに体を切り替えて、皆様今年もしっかりと気合い入れてお仕事頑張りましょう!

それでは残り少ないお正月休みですが、ゆっくり家族と過ごしたいと思います。

明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。
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